捻挫

  • 足首をくじいてしまった
  • 腫れや熱感がある
  • 曲げたり伸ばしたりすると痛みがある
  • 押したときに痛みがある

捻挫について

捻挫とは、許容範囲を超えて関節を捻り、関節周辺の腱や靱帯といった軟部組織を痛めてしまうことを言います。捻挫と聞いてイメージしやすいのは足の捻挫ですが、突き指やむち打ちなども捻挫に含まれます。

スポーツはもちろんのこと日常生活の中でも、転んだり段差から踏み外したりといったアクシデントから捻挫は発生します。その中でも足や指の関節は特に多く生じます。

捻挫のレベル

捻挫は靱帯の損傷が主である為、その損傷の程度によって以下のようにレベルが分けられています。

大きなケガの場合には靱帯のみならず、筋肉や腱を同時に損傷したり、靱帯に引っ張られた骨が剥離骨折を起こすこともあります。

捻挫が起きた時の対処法

捻挫は上記のレベル分けがあるように、負傷の程度の差が大きいケガです。そのため、対処法も状態に応じて変わっていきます。

基本的に状態が軽度だとしても、予後を考えるなら医療機関での治療は受けるべきです。腫れや痛みが極端に強い、関節が不安定に感じる場合は、なるべく早く病院や整形外科で精密な検査と治療を受けなければなりません。反対に痛みや腫れが軽~中程度、関節に不安定感が無い状態なら、接骨院での施術も効果的です。

捻挫の応急処置

捻挫に限ったことではありませんが、受傷直後の応急処置はその後の回復に関わるとても重要な初期対応です。

外傷を受けた場合、患部を安静(Rest)にし、氷で冷却(Icing)、包帯やテーピングなどで圧迫(Compression)し、患部を心臓よりも高い位置に挙上(Elevation)する、いわゆるRICE処置を行います。

1.Rest(安静)

ケガをしたらまずは安静が第一です。副子やタオルなどを患部に当てて固定することで、腫れや内出血を防ぎます。

2.Icing(冷却)

患部を冷やすことで内出血や腫れを抑え、二次的な低酸素障害を軽減します。アイシングをする場合、冷感湿布では不十分です。氷水やアイスパックなどでしっかりと冷やしましょう。感覚がなくなるまで冷やし(20分程度)、60分休憩を挟む、この流れを就寝するまで繰り返します。基本的にはケガをしてから24~72時間の間はアイシングを続けましょう。

3.Compression(圧迫)

患部を圧迫して内出血や腫れを抑えます。スポンジやテーピングパッドを患部に当てた状態で、弾性包帯で軽めに固定します。時折指先をつまんで指の感覚や血行に問題がないか確認しましょう。

4.Elevation(挙上)

患部を心臓より高い位置に挙げることで、腫れを軽減します。

これらの処置を受傷してからなるべく早く行うことで、状態の悪化を防ぎ、早期回復へと繋がります。

おおあみ接骨院の捻挫施術

おおあみ接骨院では捻挫に対し、カウンセリングと検査をよく行ったうえで状態に合わせた施術を行っていきます。

急性期の捻挫に対する施術

捻挫をして間もない場合、まずは炎症を抑えるための施術を行います。

上述したようなアイシングや包帯による圧迫固定に加え、

微弱な電流を流すことで外傷の回復を促進するマイクロカレントや、

温熱効果を与えないよう調整した超音波によって、炎症と二次的な損傷を軽減します。

中周波と超音波の併用施術

炎症の強い急性期を過ぎてからは、

低周波よりも奥深くまで届く中周波と、

微細な振動による細胞の活性化や温熱効果を及ぼす超音波を併用して、

患部と周辺の軟部組織をほぐし、血流をよくしていきます。

痛みの軽減だけではなく、むくみの解消にも効果があります。

セルフケアの指導

捻挫は状態が変わるごとに、適したセルフケアも変わっていきます。

例えば、急性期であればアイシングが有効ですが、それを過ぎてからは温める方が有効となります。これらは判断を間違えてしまうと、かえって回復を妨げてしまうことになります。

おおあみ接骨院ではケガの状態に合わせて安全性を第一に考えた、段階的なセルフケアをお伝えしています。