マタニティケア

妊娠すると、出産までの約10カ月間、赤ちゃんはママのお腹（子宮）の中で大切に育まれます。

この期間中、ママの体にはさまざまな変化が現れ、それを感じながら赤ちゃんを育てていくことになります。

妊娠期間は「妊娠週数」によって、大きく「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」の3つに分けられます。それぞれの時期には、ママの体に特有の変化が見られるのが特徴です。

※妊娠週数は、受精した日を0週とし、1カ月＝28日で数えるのが一般的です。

そのため、妊娠1ヶ月目は0週から3週までを指します。

（この時期は「妊娠超初期」と呼ばれ、まだ妊娠が判明する前の段階です。）

妊娠2カ月～4カ月（4週〜15週）

妊娠がわかり、ママの体は少しずつ出産に向けた準備を始めます。バストやお腹の変化など、見た目にも少しずつ変化が現れてきます。

この時期は、つわりの症状がピークになる人が多い一方で、妊娠初期の終わりごろには落ち着いてくる方もいます。

ただし、妊娠初期は特に注意が必要な時期でもあります。流産の70%以上がこの時期に起こっており、出血などのトラブルも起こりやすいため、無理をせず安静に過ごすことが大切です。

一方、赤ちゃんは受精卵から急速に成長し、少しずつ人の形になっていきます。体の部位や臓器、器官、骨などが形成される、大切な発達の時期です。

妊娠5カ月～7カ月（16週〜27週）

妊娠中期は「安定期」と呼ばれ、体調が安定してくる人が多い時期です。

お腹が少しずつ大きくなり、ママの体もふっくらと丸みを帯びてきます。つわりが落ち着き、食欲が増すこともありますが、食べすぎには注意して、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。体調がよければ、適度な運動もおすすめです。

赤ちゃんも成長を続け、骨や筋肉が発達し、動きがどんどん活発になります。多くのママが、この頃から胎動を感じ始めます。

また、エコー検査などで赤ちゃんの性別がわかることもあります。

妊娠8カ月～10カ月（28週〜40週）

妊娠後期になると、お腹はますます大きくなり、重みや張りを感じることが多くなってきます。

大きくなった子宮が胃や膀胱を圧迫することで、胸やけや頻尿、便秘、むくみなどの症状が出やすくなります。ただし、こうした症状は臨月に近づくと少しずつ和らぐこともあります。

赤ちゃんは内臓の機能が整い、聴覚もはっきりしてきます。髪の毛や爪も伸び、見た目はすっかり新生児に近づきます。

妊娠37週を過ぎると「正産期」となり、いつ赤ちゃんが産まれてもおかしくない時期に入ります。この頃になると、赤ちゃんの身長はおよそ50cm、体重は約3000gまで成長しています。

妊娠中、赤ちゃんの成長にともなって、ママの骨盤は少しずつ広がり、ゆがみが生じてきます。
また、大きく重くなっていくお腹を支えるために、自然と姿勢も変化していきます。多くの妊婦さんは、足を広げて重心を保ち、腰が反る「反り腰」の姿勢になりがちです。

この反り腰の姿勢は、背骨のバランスをくずし、腰や骨盤まわりだけでなく、背中や首まわりにまで痛みを引き起こす原因となります。こうした身体の不調は、妊娠中の大きなストレスにもつながります。

マタニティケアでは、刺激の少ないやさしい手技療法によって筋肉の緊張をほぐし、骨盤のバランスを整えることで、肩こり・腰痛・背中の痛み・股関節の不調などをやわらげることができます。
痛みが軽減されることで、心身のストレスも大幅に緩和されます。

さらに、骨盤の位置が整うことで、赤ちゃんが過ごす「胎のう」も、まんまるでやわらかい理想的な形に整います。これは赤ちゃんにとって快適な環境となり、逆子の改善が期待できる場合もあります。

そして何より、赤ちゃんの健やかな発育を助け、スムーズなお産、つまり安産へとつながっていくのです。

おおあみ接骨院では、妊娠中の大切な時期に寄り添い、母体と赤ちゃんの安全を第一に考えた施術を行っています。
電気を使った治療やうつ伏せでの施術は一切行わず、すべて手による優しい施術でお身体のバランスを整えていきます。

凝り固まった筋肉の緊張をほぐし、骨盤のゆがみや左右のバランスを調整することで、妊娠中に起こりやすい不調をやわらげていきます。

これらのお悩みに心当たりのある方は、ぜひ一度、おおあみ接骨院にご相談ください。
妊娠中でも安心して受けられる、やさしい施術でお手伝いいたします。