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2025.8.15
四十肩を予防するためのセルフケア
40代を越えたころから増え始める「四十肩」。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩の関節やその周囲の組織に炎症が起こることで、痛みや動かしづらさが生じます。ひどい場合は腕が上がらない、夜中に痛みで眠れないなど、日常生活に大きな支障をきたすことも。
しかし、日々の習慣の見直しやセルフケア次第で、四十肩のリスクを抑えることは可能です。今回は、四十肩を予防するために取り入れたいセルフケア方法をご紹介します。

1. 姿勢の見直しから始めよう
肩関節は姿勢の影響を強く受けます。特に猫背や巻き肩の姿勢が続くと、肩まわりの筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなります。まずは、座っている時や立っている時の姿勢を意識してみましょう。
- 胸を張るように背筋を伸ばす
- 肩甲骨を寄せて肩を開く
- 顎を引いて目線を水平に保つ
これらを習慣にするだけでも、肩にかかる負担を軽減することができます。
2. 肩甲骨まわりを動かすストレッチ
四十肩の予防には、肩関節だけでなく「肩甲骨」の可動域を保つことがポイントです。肩甲骨がスムーズに動けば、肩の連動もよくなります。以下のストレッチを1日数セット取り入れてみましょう。
肩甲骨寄せ体操
- 両肘を曲げて体の横に構える
- 息を吸いながら、肩甲骨を寄せるように肘を後ろに引く
- 息を吐きながら元の位置に戻す
→ 10回を目安にゆっくり行いましょう
この運動で肩まわりの血流が促進され、筋肉の緊張も緩和されます。
3. 肩を冷やさない・温める習慣
冷えは筋肉や関節の血流を悪くし、痛みの原因になります。冷房を効かせた室内や寒い時期には、肩を冷やさないよう注意しましょう。お風呂ではしっかり湯船につかり、肩まで温めることで筋肉の柔軟性もアップします。
4. 無理な動きを避けることも予防の一環
急に重いものを持ち上げたり、勢いよく腕を動かすことも四十肩の原因になります。特に肩まわりが硬くなっている時に無理をすると、炎症が起こりやすくなります。普段から落ち着いた行動を心がけましょう。
5. 違和感を感じたら、早めにご相談ください
四十肩は、初期のうちに対処すれば、症状が進行せずに済む場合もあります。「肩が動かしづらい」「違和感がある」という段階でケアを始めることが大切です。当院では、肩関節の状態を丁寧に評価し、お一人おひとりに合った施術やリハビリ指導を行っております。
おわりに
四十肩は、年齢のせいだからと放っておくのではなく、日常的なセルフケアで十分に予防することが可能です。少しの意識とケアの積み重ねが、将来のつらい痛みを防いでくれます。おおあみ接骨院では、皆さまの健康な肩をサポートするために、専門的な施術とセルフケア指導を行っています。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
2025年08月15日

