運動前と運動後の適切なストレッチ方法【実践編】

おおあみ接骨院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は前回お伝えした運動前と運動後のストレッチのおさらいと、実践例についてお伝えしていきます。動的ストレッチと静的ストレッチの特徴の違いや、各種ストレッチの目的と方法を理解することで、運動パフォーマンスをより効率的に向上させることができます。

運動前のストレッチ:動的ストレッチ

運動前には、筋肉を温めて柔軟性を高め、体を活動に備える「動的ストレッチ」が推奨されます。動的ストレッチは、筋肉や関節をリズミカルに動かすことで、血流を増加させ、体を効率的に準備状態に導きます。これにより、ケガのリスクを減らし、運動中のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

動的ストレッチの例
  1. レッグスウィング
    • 壁などに手をつき、片足を前後に振る動作を繰り返します。これにより股関節や太ももの筋肉を動かし、下半身全体の可動域を広げます。
  2. アームサークル
    • 両腕を大きく回す動作です。肩関節や上半身の筋肉を活性化し、腕や肩の柔軟性を向上させます。
  3. ウォーキングランジ
    • 一歩前に踏み出し、膝を曲げて体を沈み込ませるランジを、歩きながら行います。これは股関節、太もも、ふくらはぎの柔軟性を高め、下半身全体の準備に役立ちます。

動的ストレッチのポイントは、体を動かしながら筋肉をほぐし、血流を促すことです。運動を開始する前の5〜10分間、動的ストレッチを行うことで、体全体がスムーズに動くようになります。

運動後のストレッチ:静的ストレッチ

運動後には、筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせるために「静的ストレッチ」が最適です。静的ストレッチは、一定の姿勢で筋肉を伸ばし、その状態を一定時間(15〜30秒程度)維持する方法です。運動後の筋肉は温かく柔軟性が高いため、このタイミングで静的ストレッチを行うことで、柔軟性の向上が期待でき、疲労の軽減や回復を助けます。

静的ストレッチの例
  1. ハムストリングストレッチ
    • 床に座り、片足を前に伸ばし、もう片方の足を曲げて内側に置きます。前に伸ばした足のつま先に向かって体を倒し、太ももの裏側(ハムストリング)をゆっくりと伸ばします。
  2. 肩甲骨ストレッチ
    • 両手を前方で組み、背中を丸めながら肩甲骨を広げるように腕を前に伸ばします。肩甲骨周りの筋肉をリラックスさせ、上半身全体の緊張を解きます。
  3. ふくらはぎストレッチ
    • 壁に両手をつき、片足を後ろに伸ばしてかかとを地面に押し付けます。ふくらはぎの筋肉をじっくりと伸ばすことで、下半身の疲労を軽減します。

おおあみ接骨院からのアドバイス

運動前後のストレッチは、それぞれ異なる目的と効果を持っています。運動前の動的ストレッチでは、体を温めて関節や筋肉の可動域を広げ、ケガのリスクを低減します。一方、運動後の静的ストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、リカバリーを促進する役割を担います。

どちらも運動の一環として取り入れることで、体をしっかりとケアし、パフォーマンスを高め、ケガを防ぐことができます。特に、日常的に運動を行っている方や、スポーツを楽しむ方にとって、適切なストレッチは必須です。

まとめ

おおあみ接骨院では、運動前後のストレッチが非常に重要であると考えています。動的ストレッチで体を温め、静的ストレッチで体をリラックスさせることで、バランスの取れたコンディションを保ちましょう。適切なストレッチは、ケガの予防やパフォーマンス向上に欠かせません。

当院では患者様のお身体の状態にあったストレッチをお伝えしていますので、スポーツ前後のストレッチにお悩みの方はぜひご相談ください。

2024年09月13日